6月28日、大連外語大学日本語学科にてデジタル・ストーリーテリングのワークショップを行いました。2クラス、29人と27人の学生が計20台のiPad miniを使って翌日までに作品を作りました。出来上がった作品は、法政大学のeポートフォリオ・サーバーにアップロードされ、両校の国際交流に活用される予定です。
ワークショップは一般教室で行われましたが、iPad miniを使用したため、パソコンやデジカメ等の機材は一切不要でした。授業時間はそれぞれ90分と短いものでしたが、その時間だけでもデジタル・ストーリーテリング制作指導ができることが今回の実践でわかりました。

ある学生は次のような感想を書いてます。
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授業中いろいろな作品を見て、国々の学生たちの夢や日常生活につにての事を耳に入りました。一番印象深いのはある日本人の女の子の作品です。あの作品の写真の基調はグレーで、話している声もとても耳に心地良かったです。彼女の話は私に強い共鳴を引き起こしました。私も時々自分は一体何がしたいのかと考えている。様々な作品を見ている間、たくさんの日本語を耳に入りました、どうしても引き取れない言葉はかなりあります。私の日本語はまだまだだなぁっと思って、これからはもっと頑張らなければなりません。でもたくさんの作品を見ても、自分はどんな作品を作りたいのかは全く分からなかった。午後寮に帰ったら、すぐ制作の準備をして、自分の話したいことをちゃんと考えて、ノートに書きました。もうすぐ期末試験ですから、早く復習したくて、日本語だけ上手ければ写真なんてどうでもいいと考えて、2時間さえ取らなくて作品を完成しました。
翌日の夜、私たちは自分が作った作品を先生に渡ったとき、様々な作品を見てびっくりしました。クラスメートたちは皆私より真剣に作りました。同じ期末受験の学生として、この作業に対する態度は全然違う。私はすごく恥ずかしく思った。この作業は日本語だけじゃなくて、写真も自分の考えも重要です。